写真

カーテン越しの遊園地

千種 風優香
愛知県立半田高等学校

その日は気持ちのよい天気で、洗濯物の影に惹かれたのと、カーテンにクリップをつけたら面白い作品になるのでは、という思いつきで撮りました。モノクロにした理由は、カラーでなくても空が晴れていることが伝わる、特別感を出したかった、カラーではクリップが悪目立ちしたのでそれを防ぐため、の3つです。 また、「カーテン越しの遊園地」という題名は、物干しスタンドと中央付近の洗濯バサミの影が遊具のようで、写真の下の方にある影が動物のように見えたことからつけました。紐付きのクリップが不自由、カーテンの影と外の世界が自由を象徴しています。 ただ、この作品の見方は人それぞれだと考えています。私自身、始めはわくわくした気持ちになりましたが、少し落ち込んだ時にみると虚しくなります。一見絡まっているクリップは本当に不自由なのか、日常は非日常に変わりうるのか。正解はないので、自由にみてもらえたら嬉しいです。

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