SEIKA AWARD 2025

SEIKA AWARD 2025

美術・工芸部門[絵画]

矢田 千羽椰(京都府立北嵯峨高等学校)

この作品は自分の手で学校の美術室を切り取り、私の感じる美術室を表現した作品です。私にとって学校の美術室は、3年間の美術部での活動や授業など高校生活の青春を詰め込んだ大切な場所です。そして新しいものが創られるわくわくする場所です。楽しいことを表現するために扉の向こうにある美術室の部屋には私が楽しいと感じる色を使いました。また、手の形については、手で窓をつくって覗くと相手の真の姿が見られる「狐の窓」という手遊びをイメージしています。そんな青春とわくわくがつまっている美術室を「狐の窓」の手を隔てて、自分から見える世界を表現しました。