SEIKA AWARD 2025

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デザイン部門[建築]

家族を包み変化する住宅

眞城 玲亜(静岡県立浜松工業高等学校)

家族というものを一つの住宅に住み、助け合いながら生活を共にする集団として捉えました。そこから10人の家族が共に暮らす住宅を考えていきました。
今までの住まいでは、住宅の変化に対応ができないため、子供が成長すると家を出て行ってしまいます。そこで、子供が大きくなり都会へ巣立って行ってしまったホストファミリーとなる二組の夫婦と、世界から新たに迎え入れた家族が共に暮らせる住宅としました。
住宅の中央の空間は、家族全員で過ごすことのできる吹き抜けのある大空間となっています。ここでは自由に交流し、住民同士での仲を深めることができます。
両脇にある四つの大部屋では、それぞれの家族が過ごす空間になっています。天井に取り付けられたレールによって、家族の変化によって部屋の形を変え、それぞれの家族に対応できる仕組みになっています。