美術・工芸部門[版画]
加修星
小島 蒼太(大阪府立港南造形高等学校)
この作品は、羽で暗闇をつくって魚を狩る習性を持つクロコサギという鳥から着想を得た作品です。僕は幼い頃からきらきらした星空が好きで、見るたびにわくわくしていたので、クロコサギの羽の中にはそういったきらきらした世界が広がっていたら綺麗だろうなと想像しながら描きました。星空の右の方は、版を作る段階でわざと塗りつぶさずに落書き感が出るように工夫しました。また、人が寝転がっている草の黄緑色は、黄色、水色、青色、紺色の4色のうちの水色に黄色を重ねることで表現しました。そして作品のタイトルは、クロコサギの羽で暗闇を作る「習性」に、僕が、星空が広がっていたら面白いなと「修正」を加えたものになっています。