SEIKA AWARD 2025

SEIKA AWARD 2025

デザイン部門賞

デザイン部門[グラフィック]

輪郭

久間 美良(帝塚山学院高等学校)

透明なガラス(グラス)に光を当てることで伸びる影やガラス口の輪郭に注目し、縁どることで、ガラスどうしの重なりや、影どうしでの重なりが見えてきます。さらに水を注ぐことによる新たな水面での重なりなど、それぞれが重なり合って出来る円形の連続や現象を表現しました。
この連なる形は、おそらく“意識”しないと見えてこない部分です。一見すると光の反射や影との対比、コントラストに目がいきがちですが、少し視点をずらすことで見えてくる新しい発見や面白さに気づいてほしいというメッセージを込めました。
私たちが普段見ている、よく知っている事物や情景は、常に色んな可能性や美しさを秘めています。