奨励賞
美術・工芸部門[絵画]
前途洋々でしかない
清武 勇大(横須賀市立横須賀総合高等学校)
この作品は、「前途洋々」というポジティブなテーマを軸に、個人と「世界」との関係性を表現したものだ。自画像であり「私」を描いたが、私の表情や仕草には、未来への期待や決意を込め、上からの視点で下から見上げている「私」から、これから進むべき「世界」の広がりや可能性を表現した。
特に、手をかざすポーズは、光を遮りつつその先を見据えようとする姿を描き、輝く未来への希望と、向き合うことが難しい状況でも将来と向き合おうとする姿勢の大切さを伝えようと描いた。この絵で私は、人生という旅において個々が「世界」とどのように向き合い、進むべき道を切り開いていくのかという普遍的なテーマの投げかけ、そして、個人の内面、決意が「世界」と結びつき、未来へと広がっていく様を描き出した。