SEIKA AWARD 2025

SEIKA AWARD 2025

奨励賞

デザイン部門[建築]

和紙で包む家

赤堀 光祐(静岡県立浜松工業高等学校)

木とともに暮らす和紙職人の家。木によって生み出される和紙。
古くから行灯や障子など生活を支えるものとして使われてきた。
和紙によって生まれるやわらかな光は人々の暮らしをやさしく包む。
この建築は大きな屋根の下に各室が分散されている。
各室は、行灯のように和紙で包まれ、
朝は朝日によって自然の目覚ましとなり、
昼間は太陽によって木々の動きを映し、
夕刻からは生活光によって行灯のように照らす。
これらにより、和紙によって建物全体を照らし、人々の心を温めていくことを期待したい。