デザイン部門[イラスト]
華が遮る視界の先に
永田 夢空(岸和田市立産業高等学校)
水の中という何もできない様、無防備さを表しつつ、【ハマナス】(花言葉:悲しく、そして美しく)という花を作品の中で、そして目の上に描くことで我々人類に見えているこの世の中を表した作品。この世界は確かに悲しいことが多い。戦争や貧困、災害などと言った人々の心を痛める出来事が絶えない。それでも、その中には多くの美しさが存在する。人々の触れ合い、家族の愛、子どもの笑顔など心が暖かくなることも。悲しみがあるからこそ、その美しさが際立つのかもしれない。この相反する要素が交錯することで世界は私たちに生きる意味を与えている。