SEIKA AWARD 2025

SEIKA AWARD 2025

マンガ部門[ストーリーマンガ]

i’m same father

鈴木 未来(東京学館船橋高等学校)

実話です。1p〜6pは、自分が中学3年生の時に父と喧嘩して、自分の腕をハサミで切った出来事をそのまま描きました。
腕を切るのって、切ってる最中はそんなに痛くなくて、後からだんだんと痛みが増していくんですよね。犬に引っ掻かれて傷が出来た時とはまた違った痛みで、凄いビックリしました。まぁ当時はそんな事考えていなかったでしょうけど。血の出方も工夫して描きました。切った瞬間血がドローっと出るんじゃなくて、最初は点々をうちながら段々トローっと出てくる感じです。あれもかなり衝撃的でした。


7p以降は自分の理想です。実は父じゃなかったとか、喧嘩の後事故で死んだとか、その時考えてたであろう理想を全部詰め込んでハッピーエンドにしました。世界というより、理想の世界です。
こんな話の中でも少しは救いがあってほしいな、そう思いながら描きました。

作品を開く