美術・工芸部門[絵画]
水面
吉田 結菜(長崎日本大学高等学校)
この作品は「記憶」をテーマに制作した。
モチーフとなった風景は、長崎県島原市で撮影した写真である。島原は鯉が多く、水が透き通っていることが特徴的な土地で、幼い頃に訪れた記憶が強く残っている。
現在住んでいる場所からは離れているが、記憶を辿って絵を描くにあたり、幼少期に見た印象的な風景を資料として残したいと考え、実際に足を運んで写真を撮影した。
水面に映る光や揺らぎは、はっきりと覚えている部分と、曖昧になっていく記憶の境界を表している。
この作品では、透明な水を通して、過去の記憶が今も静かに残り続けている様子を描いた。