SEIKA AWARD 2026

SEIKA AWARD 2026

美術・工芸部門[立体・彫刻]

Garnet Ruins

阿部 瑞希(大阪府立咲くやこの花高等学校)

祖母が大切に使っていたミシンが壊れ処分すると聞いたので私が貰い、分解して作りました。最初は作品を作ることは考えずにただただ中の構造に興味を持ち分解していました。ですがその過程で色々なことに気が付きました。金具の中には油にまみれた臭いチェーンのような物や、もうカチカチに固まって動かない歯車がありました。このミシンには長く使われた形跡があり古く長い記憶がありました。この作品は宝石の工場を舞台にしていて、下の階は宝石を採掘する洞窟になっており、そこから梯子を使って上の階の研究室にいきます。上の階では採掘した宝石を研究したり、望遠鏡で星を観察したりします。ですが今はもう使われておらず錆びた鉄パイプや歯車が残されています。この作品の古い記憶、そして祖母の長い記憶。その2つを融合し新たな記憶となることでしょう。