デザイン部門[建築]
自然と遊び育む家
村松 拓真(静岡県立天竜高等学校)
「育む」とは、環境と人が響きあい、関わり合う中で生まれるもの。それは、一方的に与えられるものではなく、変化の中で自然に芽生える。この家は、変わりゆく環境のなかで、子どもたちが自由に遊び、学び、成長できる空間である。子供が自然と対話し、どう応えるかを試行錯誤することで、「育み」が生まれる。家の中心には、広がる芝生と、木々や葉が揺れる庭。光や水、風を優しく受け入れ、四季の移ろいを感じることができる。その周囲には、固定概念にとらわれない自由な空間を設ける。部屋は固定されたものではなく、使い手の意思に応じて形を変え、家族の成長と共にしつらえが変化していく。ここでは、家族は自然の中に身を置き、日々の暮らしの中で、環境と響き合いながら生きる。