マンガ部門[一コママンガ]
足の踏み場
黒田 真之介(福岡第一高等学校)
いつも歩いている地面のほとんどは、もうすでに過去の誰かが踏んだ地面です。
地面は膨大な記憶を有しており、その一つは人が足で踏んだ記憶だと思います。時間が経つにつれその量は膨大になり、いつしかその記憶は、新たな足の踏み場もなくなるほどになります。その時、そこに足の踏み場を求める事なく、まだ記憶のない場所を探し、新たな記憶を踏み込むことができればいいのですが、自分は恐らく、足元を見て、足の踏み場が残っていないか探して留まってしまうでしょう。そんなことを思いながら制作しました。
「都会はコピー」みたいな、漠然な偏見が自分の中にあったので、足跡は消しゴムで判子を作って絵の具を押し当てました。