デザイン部門[建築]
寄りそう住宅
佐藤 唯乃(静岡県立浜松工業高等学校)
日本でも、セカイでも、近年の新しい住宅は、防犯、プライバシー、断熱などが配慮され閉鎖的になる傾向がみられます。かつての住まいは、建物のつくりも開放的でしたし、家業のものづくりの一部が路上で行われていたりなど日々の営みが、路地やみちに溢れ出ていました。
そこから私は、みちとつながる住まいを提案し、みちについて考え、道とは、人と人が寄りそい、関係を深める場であると思います。
世界的にコロナウイルスの蔓延により寄りそいの暮らしは見られなくなりました。私は、街や、人同士の繋がりがなくなったようで寂しく感じました。
そこで、道に寄りそい、人の心や自然に寄りそう住まいを創り、セカイの人が訪れやすい環境を創り出す建物を提案します。
人の気持ちに共感し、相手の気持ちを慮る、「寄りそう」
日本だけでなく、セカイにもこういう考え方の建物があるということを知って、触れてもらいたいです。