美術・工芸部門賞
美術・工芸部門[工芸]
太陽と共に
矢吹 陽(東京都立工芸高等学校)
私は「世界」を「太陽」と表しました。人間に限らず、地球に存在する生命は全て太陽からエネルギーを貰い自然を循環させています。この作品は空に浮かぶ太陽をペンダントライトで表現しました。また、光源部分には日本の伝統工芸である「組子細工」を使用し「麻の葉」の模様を制作しました。麻の葉には、まっすぐ育つことから成長を願うという意味を持ちます。そのことから生命の源である太陽と組み合わせました。一つのパーツでさえズレてしまえば作品のバランスが崩れてしまうほど繊細な作業はまるで自然を作り出すことは不可能だと言われているように感じました。