SEIKA AWARD 2025

SEIKA AWARD 2025

奨励賞

美術・工芸部門[工芸]

青華綴り

酒井 和奏(宮城県宮城野高等学校)

初めての工芸での作品制作にあたって、様々な技法に挑戦すべく、制作期間5ヶ月という長期のスパンで取り組んだ。それぞれのお皿の形に特徴を持たせ、形に合わせた絵付けをした。自身でデザインし、和柄を組み合わせた3枚と、自分の弓道をしている自画像と、幸せと呼ばれる青い鳥の周りに自然
が広がっている現代のデザインを組み合わせた5枚である。絵付けの色を青1色にし、全体にまとまりを出した。染料の量を調節し、濃さの差を出した所が工夫点である。特に鳥の皿の花模様には時間をかけた。また、削って、新たなデザインを加えた。粘土選びから、粘土の練り方、型を作り、削り、素焼き、絵付け、本焼き、と自分の興味のある分野で様々な手法に挑んだ作品だ。