奨励賞
文章部門[エッセイ]
鼻の高さに刻まれたハルビンの記憶
高 木子(神奈川県立横浜国際高等学校)
この作品のテーマは、「外見に刻まれた都市の記憶」である。「ハルビン出身の人は鼻が高い」という噂を切り口に、ハルビンの寒冷な気候だけではなく、ロシアの進出によって形成された多文化・多民族の歴史がどのように街の雰囲気や人々の印象に影響してきたのかをかいた。私自身の実体験と歴史的背景を重ねることで、外見的特徴を単なる噂や偏見として終わらせず、ハルビンという都市が積み重ねてきた文化の交差点として捉えると考えた。また、現代のロシア像と過去の多様性を対比し、多文化共存の価値を現代社会へとつながる構成に工夫したのが特徴である。
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