SEIKA AWARD 2026

SEIKA AWARD 2026

デザイン部門[グラフィック]

砕け讃岐の獅子

山本 藍子(香川県立小豆島中央高等学校)

本作品は「香川県に根付く文化」と「記憶」を結びつけたテーマをもとに香川県を代表する文化である伝統的な讃岐獅子舞を主役に、盆栽やうどんを描いた作品である。獅子が噛み砕こうとしている香川県の形をしたガラスは、脆くも透明な「記憶」の象徴であり、時代の流れの中で形を変えながらも確かに存在し続ける郷土の記憶を示している。和風な雰囲気だけど現代的な描き方の作品にしたいと思い、塗りは屏風絵を参考にしながら生き生きとした色合いに、線ははっきりと少しアニメチックに描いて現代的な雰囲気を作った。また、今回は香川を代表するもののモチーフをあえて少なくし、シンプルでパッと目を引く迫力のある構図にすることを意識した。そのため、獅子の大きな口を画面中央に置くことで大胆な構図にすることで強い視線誘導を生み、奥行きと緊張感を生み出すように工夫した。