SEIKA AWARD 2024

SEIKA AWARD 2024

デザイン部門[建築]

自給自足する家

鈴木 陸斗(静岡県立浜松工業高等学校)

コロナによって、非日常が日常となった。非日常の備えのない私たちはそれによって混乱し、途方に暮れていました。住まい手が意識せずともいつもの生活がもしもの支えになることは可能か。自給自足のできる、集まって住まう家を作る自給自足の畑は日常で食育に生かし、非常時には、食の確保につなげる。集まって住むことは日常でコミュニティを構築し、非常時には、助け合いにつなげる。災害や流行病、もしもの時にも日常と同じように暮らす。建築はその暮らしを支える。大きな屋根とそれを支える住居。共に支え合い、日常と非日常をつなぐ住まいの提案。